2013/09/05
先日完成しましたI邸キッチンです。
設計は大阪の+um architect 福間啓介先生です。
細かなディテールにまで拘り抜かれた素敵な建物でした。
また改めて事例で詳しくご紹介したいと思います。
扉・カウンター・シンク・レンジフードすべてが真っ白なキッチンのほんの一部、手がかり部分のみ木目柄が施されたデザインです。
最初、キッチン部分の天井を木目にされるか、キッチンに木目の分量を増やすか悩まれていました。最終的に天井を木目にする事でキッチンに採用する木目の量を最小限に押さえました。
通常、既製品のキッチンの場合、デザインや色目がきまっているため、そのキッチンに合わせて、床や壁・天井など建築の仕上げを決める形となります。
しかし、モデーロのオーダーの場合は、すべてが自由なので、既製品の反対で建築の仕上げや空間に合わせて最終、デザインやお色目など微妙な色あわせして決定していきます。そのため、キッチンがお部屋にスッと溶け込んだ空間が完成するのです。
I邸のキッチンも手がかり部分のちょっとした木目柄が、少し温かみのある空間によく馴染んでいます。