将来を考えたキッチン

将来を考えたキッチン

将来を考え車いす対応キッチンにリフォームした事例です。
キッチン本体だけでなく通路の幅にも気を使ってプランしていきました。

まず目を引くのが、建築のアールに調和するアールの特注ステンレスカウンター。
通常の直線的なキッチンに比べて、より設計と施工に繊細さが求められる形です。
当たった時に痛くないようカウンターの角も丸くしてあります。
キッチンの前にあるテーブルは、キッチンのアールに沿った形に製作。
テーブルはひとつずつ自由に動かすことができます。

お客様の希望で車いす用スペースとしてキッチンの一部は下がオープンになっています。
キッチンの上は折り上げ天井になっている為天井から吊り下げるレンジフードは設けられずオリジナルフードの採用となりました。
モデーロオリジナル下引き排気のスイッチはキャビネット内部にあるため、車いすでも使用可能です。
グリル無し国産3口IHは三菱の「ユーロスタイル」。
黒いトッププレートが美しい機種です。

シンクと水切りプレートは特注で製作し、水切りプレートはカウンターとフラットになるので作業スペースが広がります。

木製のハンドルはねじれたような、少し珍しいデザインのもの。
家具に使用している木目にもぴったりでした。
壁面収納は家電製品はもちろん、冷蔵庫やエアコンを設置することも考えて何度も打ち合わせを重ねてプランしました。
ビルトインオーブンは最近モデルチェンジしたAEG。
全て中心のコマンドホイールでの操作となった為、簡単にオーブンの設定ができるようになりました。

家電収納の裏側はテレビボードになっており、こちらにもエアコンを組み込んでいます。
建具も一緒に製作しました。
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